エラーコード 2026.03.18 更新

エラーコード140の原因と対処法|温度ヒューズ・過熱防止装置の異常

給湯器のリモコンに「140」というエラーコードが表示され、急にお湯が使えなくなってしまった。そんなとき、何が起きているのか分からず不安に感じる方も多いのではないでしょうか。エラーコード140は「過熱防止装置の作動」を意味するコードで、給湯器内部が異常な高温になったことを示しています。この記事では、エラー140の原因と自分でできる確認手順、そして修理・交換が必要なケースの判断基準を詳しく解説します。

エラーコード140とは?

エラーコード140は、給湯器の過熱防止装置(温度ヒューズ)が作動したときに表示されるエラーです。リンナイ・ノーリツ・パロマの主要メーカーで共通して使用されているコードで、いずれも機器内部の異常高温を検知して運転を停止した状態を意味します。

過熱防止装置は、給湯器の安全を守るための重要な保護機能です。熱交換器やバーナー周辺の温度が設計上の上限を超えたとき、温度ヒューズが溶断または動作することで強制的にガスの供給を遮断し、機器の損傷や火災を防ぎます。

注意
エラー140は給湯器内部の異常高温に関わるエラーです。他のエラーコードと比べて安全上のリスクが高いため、原因が特定できない場合は無理にリセットを繰り返さず、速やかに専門業者へご相談ください。

エラー140が表示される主な原因

エラーコード140が表示される原因は複数あります。ここでは代表的な5つの原因を解説します。

熱交換器の詰まり(水垢・スケール蓄積)

最も多い原因のひとつが、熱交換器内部に水垢やスケール(カルシウムなどのミネラル成分)が蓄積して水の流れが悪くなるケースです。水流が不足するとバーナーの熱が十分に奪われず、周辺温度が異常に上昇して過熱防止装置が作動します。特に使用年数が10年を超えた給湯器で発生しやすい症状です。

循環ポンプの故障

追い焚き機能付きの給湯器では、浴槽の水を循環させるためのポンプが内蔵されています。このポンプが故障すると湯水が循環しなくなり、熱交換器付近に熱がこもって異常高温の原因になります。ポンプの異音や追い焚きの効きが悪いと感じていた場合は、この故障が疑われます。

温度ヒューズの劣化

温度ヒューズ自体が経年劣化により正常な温度でも作動してしまうことがあります。温度ヒューズには溶断型(一度作動すると交換が必要)と自己復帰型(温度が下がると復帰する)の2種類があり、機種によって異なります。

配管の凍結による水流低下

冬場に給湯器周辺の配管が凍結すると、水が十分に流れなくなります。水流が不足した状態でバーナーが燃焼すると、熱交換器が過熱してエラー140が発生します。寒冷地や北側に設置されている給湯器で特に注意が必要です。

バーナーの異常燃焼

バーナー部分にほこりや異物が付着すると、正常な燃焼パターンが乱れて局所的に高温になることがあります。また、ガス圧の異常によって燃焼量が過大になるケースもあり、いずれも過熱防止装置の作動につながります。

自分でできる確認手順

エラーコード140が表示された場合、以下の手順で確認を行ってください。特別な工具は不要ですが、安全のため落ち着いて作業を進めましょう。

1
給湯器リモコンの電源をOFFにする
台所または浴室のリモコンの電源ボタンを押してOFFにします。エラー表示が消えたことを確認し、そのまま10分以上待ちます。過熱防止装置が作動した直後は機器内部が高温のため、十分に冷却する時間が必要です。
2
他の蛇口で水量を確認する
給湯器を経由しない水道の蛇口(台所の水側など)をひねり、水が勢いよく出るか確認します。水の出が悪い場合は、断水や配管の凍結が原因で水流が低下している可能性があります。
3
給水バルブの開閉を確認する
給湯器本体の下部にある給水バルブが全開になっているか確認します。バルブが半開きの状態では水量が不足し、過熱の原因になります。バルブのハンドルが配管と平行になっていれば全開です。
4
十分に冷却してから電源をONにする
電源をOFFにしてから10分以上経過したら、リモコンの電源を再びONにします。エラー表示が消えていることを確認してください。自己復帰型の温度ヒューズが搭載されている機種であれば、冷却後に自動的に復帰している場合があります。
5
お湯を出して正常動作を確認する
蛇口からお湯を出し、設定温度どおりのお湯が安定して出るか確認します。数分間お湯を出し続けてもエラーが再発しなければ、一時的な要因だった可能性が高いです。再びエラー140が表示された場合は、内部部品の故障が考えられるため、専門業者に点検を依頼してください。
ポイント
冬場に初めてエラー140が表示された場合は、配管の凍結が原因の可能性があります。気温が上がる日中まで待ってから再度確認すると、自然に解消されることもあります。ただし凍結が繰り返される場合は、配管の保温対策を検討しましょう。

リセットしても直らない場合

上記の確認手順を試してもエラーコード140が繰り返し表示される場合は、給湯器内部の部品に故障が発生している可能性が高いです。以下のような修理が必要になります。

温度ヒューズの交換

温度ヒューズが劣化している場合は、部品の交換が必要です。溶断型の温度ヒューズは一度作動すると再使用できないため、必ず交換になります。自己復帰型の場合でも、誤作動を繰り返すようであれば交換が推奨されます。比較的軽度な修理で済むケースです。

熱交換器の交換

熱交換器内部のスケール蓄積がひどい場合は、洗浄では対応できず交換が必要になります。熱交換器は給湯器の主要部品であるため、部品代・工賃ともに高額になりやすい修理です。使用年数によっては本体交換を検討したほうが合理的な場合もあります。

循環ポンプの交換

追い焚き時にのみエラー140が発生する場合は、循環ポンプの故障が原因と考えられます。ポンプの交換により正常な水流が回復すれば、過熱の問題は解消されます。

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修理費用の目安

エラーコード140に関連する修理費用の目安は以下のとおりです。

修理内容 費用の目安(税込)
温度ヒューズ交換 8,000〜15,000円
循環ポンプ交換 20,000〜35,000円
熱交換器交換 30,000〜50,000円

温度ヒューズの交換であれば比較的安価で済みますが、熱交換器の交換は高額になります。特に使用年数が10年前後の給湯器で熱交換器の交換が必要と診断された場合は、本体ごと交換したほうが長期的なコストを抑えられるケースも少なくありません。

修理と交換の判断基準

エラーコード140は、給湯器内部の異常高温に関わる比較的深刻なエラーです。修理で対応するか、本体の交換を検討すべきか、以下のポイントを参考に判断してください。

修理で対応できるケース

  • 使用年数が10年未満である
  • 温度ヒューズの交換のみで済む見込みがある
  • 初めてエラー140が発生した(繰り返していない)
  • 他の部品に異常が見られない

交換を検討すべきケース

  • 使用年数が10年を超えている
  • 熱交換器の交換が必要と診断された(費用が3万円以上)
  • 過去1〜2年の間に他のエラーや修理が発生している
  • 異音・異臭・水漏れなどエラー以外の不調もある
  • メーカーの部品保有期間が終了している
ポイント
当社では創業30年、年間5,500台以上の施工実績があります。修理で済む場合は修理を、交換が妥当な場合は最適な機種をご提案します。商品・工事ともに10年間の無料W保証付きで、交換後も安心です。
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まとめ

エラーコード140は「過熱防止装置の作動」を意味するエラーで、給湯器内部の異常高温を検知して安全装置が運転を停止した状態を示しています。安全を守るための重要な保護機能が働いた結果であり、原因を正しく把握して対処することが大切です。

まずは電源をOFFにして十分に冷却し、水量や給水バルブを確認したうえで再起動を試みてください。一時的な要因であれば、この操作で解消できることもあります。

リセットしてもエラーが繰り返される場合は、温度ヒューズの劣化、熱交換器の詰まり、循環ポンプの故障といった内部部品のトラブルが考えられます。特に熱交換器の交換が必要な場合は修理費用が高額になるため、使用年数を考慮して本体交換も視野に入れましょう。

当社では24時間受付、最短30分で駆けつけ対応が可能です。エラー140でお困りの際は、まずはお気軽にご相談ください。

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