給湯器のリモコンに「113」というエラーコードが表示され、お湯が使えなくなってしまった。エラーコード113は「点火不良が連続3回以上発生した」ことを示す深刻度の高いエラーです。同じ点火不良系のエラーでも、111や112とは原因と緊急度が異なります。この記事では、エラー113の意味と他のコードとの違い、自分でできるリセット方法、修理費用の目安、そして修理と交換の判断基準まで詳しく解説します。
エラーコード113とは?
エラーコード113は、給湯器が点火を試みたものの、連続して3回以上失敗したときに表示されるエラーです。リンナイ・ノーリツ・パロマの主要メーカーで共通して使われており、いずれも「連続点火不良」を意味します。
給湯器は蛇口をひねるとガスバーナーへの点火を開始しますが、1回目の点火に失敗しても、安全装置が自動的にリトライを行います。2回目、3回目と繰り返し点火を試みてもすべて失敗した場合に、給湯器は動作を停止してエラーコード113を表示します。
1回だけの点火失敗(エラー111)と異なり、113は複数回にわたって点火できなかったことを示しているため、一時的な原因よりも機器内部の不具合が疑われるケースが多くなります。
エラーコード111・112・113の違い
点火不良に関するエラーコードは111・112・113の3種類があり、それぞれ発生するタイミングと深刻度が異なります。
エラーコード111(初回点火不良)
111は、給湯器が最初の点火動作で着火できなかったときに表示されるコードです。ガスメーターの遮断や一時的なガス供給の乱れなど、外的要因で発生するケースが多く、リセット操作で解消することも少なくありません。3つのコードの中では最も軽度のエラーです。
エラーコード112(途中失火)
112は、一度は正常に点火したものの、燃焼の途中で炎が消えてしまったときに表示されるコードです。風によるバーナーの失火、排気経路の部分的な閉塞、フレームロッド(炎検知装置)の汚れなどが原因で発生します。燃焼が始まった後に止まるため、111とは原因の傾向が異なります。
エラーコード113(連続点火不良)
113は、点火動作を複数回リトライしてもすべて失敗した場合に表示されます。111が繰り返された結果として113に移行するため、一時的な原因ではなく、点火装置や制御基板、ガス電磁弁といった内部部品の故障が疑われます。リセットで一時的に解消しても、短期間で再発する可能性が高いコードです。
エラーコード113の主な原因
エラーコード113が表示される場合、以下の原因が考えられます。
点火装置(イグナイター)の劣化
イグナイターは電気スパークでガスに着火する部品です。使用年数が長くなるとスパークの勢いが弱まり、1回の点火動作では着火できなくなります。リトライを繰り返しても着火に至らず、結果として113が表示されます。7年以上使用している給湯器で特に多い原因です。
ガス電磁弁の動作不良
ガス電磁弁は制御基板の信号を受けてガスの流路を開閉する部品です。弁体の固着や内部コイルの劣化により、弁の開きが不十分になるとバーナーに十分なガスが供給されません。ガスの量が不足した状態でスパークしても着火できないため、連続して点火不良が発生します。
制御基板の故障
制御基板は点火シーケンス全体を管理する部品です。基板が故障すると、ガス供給・スパーク・炎検知の一連の動作が正しいタイミングで実行されなくなり、繰り返し点火に失敗します。経年劣化のほか、落雷によるサージ電流が基板を損傷するケースもあります。
フレームロッド(炎検知装置)の劣化
フレームロッドは炎が正常に燃焼しているかを電気的に検知する部品です。先端にシリコン系の白い付着物が蓄積すると検知感度が低下し、実際には着火しているにもかかわらず「点火できていない」と誤判定してエラーを出す場合があります。
ガス供給の問題
ガスメーターの遮断やガス元栓の閉止、LPガスボンベの残量不足など、ガスの供給自体が止まっている場合も113が表示されます。ただし、この場合はコンロなど他のガス機器も使用できないため、原因の切り分けは比較的容易です。
自分でできるリセット方法
エラーコード113は内部部品の故障が原因であるケースが多いものの、ガス供給の問題など一時的な原因で表示されている場合もあります。まずは以下のリセット手順を試してください。
修理費用の目安
エラーコード113に関連する修理費用の目安は以下のとおりです。原因となる部品によって費用が異なります。
| 修理内容 | 費用の目安(税込) |
|---|---|
| 点火装置(イグナイター)交換 | 8,000〜15,000円 |
| ガス電磁弁交換 | 15,000〜25,000円 |
| 制御基板交換 | 20,000〜40,000円 |
上記は部品代と技術料を含んだ一般的な相場です。メーカーや機種、設置状況によって変動する場合があります。制御基板の交換は費用が高額になりやすく、使用年数によっては新しい給湯器への交換を検討したほうがトータルコストを抑えられるケースもあります。
なお、エラー113は複合的な原因で発生していることもあり、点検の結果、複数の部品交換が必要と判断される場合もあります。見積もりを取ってから修理を判断することが大切です。
修理と交換の判断基準
エラーコード113で業者を呼んだとき、修理で済ませるか交換すべきかは多くの方が悩むポイントです。以下の基準を参考にしてください。
使用年数10年が分かれ目
給湯器の設計上の標準使用期間は約10年です。10年未満であれば部品交換による修理が合理的ですが、10年を超えている場合は、今回の修理箇所以外の部品も劣化が進んでおり、短期間で別の故障が発生するリスクが高くなります。
修理費用が3万円を超える場合
制御基板の交換が必要な場合や、複数の部品を同時に交換する場合は、修理費用が3万円を超えることがあります。特に使用年数が10年前後の給湯器では、高額な修理をしても数年後に寿命を迎える可能性があるため、新しい給湯器への交換を視野に入れたほうが経済的です。
交換を検討すべきサイン
以下に該当する場合は、修理よりも交換を検討することをおすすめします。
- 使用年数が10年を超えている
- 過去1〜2年の間に複数回修理している
- 修理費用の見積もりが3万円を超えている
- エラー113が短期間で繰り返し発生している
- 異音や排気臭など、エラー以外の不調も見られる
- メーカーから部品の供給終了を告げられた
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まとめ
エラーコード113は「連続3回以上の点火不良」を意味するエラーで、同じ点火不良系の111(初回点火不良)や112(途中失火)よりも深刻度が高いコードです。ガス供給の問題であればリセット操作で解消できますが、イグナイターやガス電磁弁、制御基板の劣化・故障が原因の場合は専門業者による修理が必要です。
リセット後にエラーが再発する場合や、短期間で繰り返し113が表示される場合は、放置せず早めに点検を依頼してください。修理か交換かの判断は、使用年数10年を目安にするのが基本です。修理費用が3万円を超える場合は、交換も検討しましょう。
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